安全・衛生を考慮した当社工場の御案内
防塵防虫対策として次の取組みを行っています。
工場内では白衣・帽子を着用して作業を行います。
衣服についた埃を落としてから工場へ入場します。
工場内の気圧を外部より高く設定しています。空気は工場内から外部へ流れていきます。この特性を利用して外部からの虫や埃の侵入を防いでいます。
さまざまな防虫対策を行っていますが虫の混入を完全に無くす事は困難です。弊社では専門業者に協力を依頼して、捕虫器で捕獲した虫の種類や経路を分析しています。分析したデータを防虫対策に活用しています。
成型工場で製造された製品をエレベーターを利用して製品倉庫に保管します。エレベーターの開口部は上から下にかけて風を吹きださせる事で空気のカーテンが出来る仕組みになっています。工場内への防虫、防塵対策として活用しています。
出荷口に電動シャッターを設置しています。防虫、防塵対策として出荷業務を行わない時はシャッターはおろした状態になっています。シャッターには防虫効果の有るオレンジ色の素材を使用しています。
使用原料について
APET(アモルファス=ポリエチレンテレフタレート)
比重:1.34
燃焼カロリー:5,500kcal
※燃焼カロリーが高い程、燃焼炉を傷めやすいと考えられています。
APETという材質は飲料水などに使用されるPETボトルと同じものになります。
特 徴
APETは木材や紙と同じ炭素・酸素・水素の三元素からできています。
透明性が良く強度があり衝撃に大変強い素材です。
完全燃焼させると炭酸ガスと水になり有毒ガスを発生しません。
不完全燃焼させても亜硫酸ガスや塩化水素ガスなどの有毒ガスは
発生しません。もちろん、ダイオキシンも発生しません。
以上の特長から卵の包装容器として非常に適した材質といえます。
製品・製造の流れ
原料調達に関して
当社では自社でAPETシートを製造して、そのシートから鶏卵パックを 製造しています。 シートは使用済みPETボトルなどのリサイクル原料からできています。
家庭・地域などで回収されたペットボトルは再生処理業者の手によって粉 砕、洗浄、脱水、乾燥処理を施してボトルフレークになります。
原料として使用できるようになったボトルフレークを当社でシートにして鶏卵パックを製造します。2Lのペットボトルに換算し、月間 約7,700万本分を再利用させていただくことになります。
■ シートの製造
■ 成型工場
鶏卵パックリサイクル
使用済鶏卵パックのリサイクル
への取り組みについて
使用済みになった鶏卵パックから再び鶏卵パックを製造する取り組みをおこなっています。リサイクル作業は人の手による小規模なものですが、限り有る資源を有効利用したいという願いを込めて取り組んでいます。 APET以外の素材は原料として使用できないため、当社へ送っていただいた鶏卵パックはAPETのみに分別します。分別されたAPETはさらに色別に分類して、粉砕、洗浄、脱水処理を行い原料として使用できるかたちになります。